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日本の末日聖徒イエス・キリスト教会歴史

 

 

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Editor's Note: To my knowledge. this talk is available only in Japanese.

神殿を建てる民」 大管長スぺンサー・W・キンボール聖徒の道1975年08月号418

愛する兄弟姉妹の皆様。 

私たちは全世界の教会員から挨拶を携えて参りました。世界各地の教会員と指導者からの愛をお伝えしたいと思います。 

皆様方が大挙して教会本部を訪れることが不可能な状態にあるため、私たちが皆様の国を訪れ、地域総大会を開くことになりました。この大会において教会の大管長会と幹部に会い、私たちの話を聞き、さらには教会幹部を支持する挙手を行ない、神の王国とその業について皆様が心に感じておられることを表明していただきたいと思います。 

御承知のように、すべての教会員はソルトレーク・シティーで開かれる総大会に招かれています。しかし、遠距離であることや、費用の関係で、皆様方全員がソルトレーク・シティーを訪れることは不可能ですので、私たちが定期的に皆様のもとを訪れることになりました。この大会を通じて皆様が喜びと満たされた気持とを抱き、証が強められ、全世界に及ぶ偉大な教会の一員であってしかも重要な一員であることをはっきり知っていただければと願っています。 

5年程前に私たちは日本を訪れ、この国における最初のステーキ部を組織致しましたが、わずか5年の間に教会がこれほど発展するとは考えていませんでした。1958年以前は、北アメリカ以外にステーキ部はありませんでした。その後17年間に、私たちは121の新しいステーキ部を組織し、教会員のために祝福の道を開いて参りました。日本に3つ、韓国にひとつ、フィリピンにひとつ、そして世界の他の地域に100以上のステーキ部を組織致しました。 

また現在全世界には700以上のステーキ部と133の伝道部があり、約2万人の宣教師が働いています。その内の約1,400名は地元出身の宣教師です。 

10年前の全教会の会員数は、わずかに250万人でした。しかし今日では教会ユニットは7,000から8,000に及び、約350万人の会員を数えています。 

その間私たちは毎年、10万人からの改宗者を得て参りました。そして現在、ステーキ部と伝道部は広く世界に及んでいます。 

私たちにとって誇りとすべきことがもうひとつあります。それは、教会のステーキ部と伝道部には約7,000ものワード部と支部がありますが、そのほとんどを地元の指導者が効果的にまた能率的に管理しているということです。地元の指導者は、折に臨み、また必要に応じて立派にその務めを果たしているのです。 

私が生まれた当時、教会員は全世界で208,000人でした。またステーキ部はわずか37に過ぎず、その内カナダとメキシコにひとつずつあるだけで、残りはすべて西部のロッキー山中にありました。確かに主は、オリブ山に立って、使徒たちを全世界に遣わされたとき、限りないビジョンを抱いておられたに違いありません。主は「全世界」という言葉を使っておられ、限界を設けられませんでした。(マルコ1615参照

私たちはかつて経験したことのない大きな一歩を踏み出しました。私たちは大都市、大平原、、高い山々、数え切れない島々、そして人々の間に足を踏み入れ、数百万の善人をキリストのもとに招いて参りました。その数はこのアジア地域だけでも約62千人にのぼります。 

この世におけるキリストの最後の教えを聞くために、キリストに従ってオリブ山に登った人々はわずか11人でした。また、キリストが主であることを認めていた人々は広く各地にいましたが、その数は少なかったと思われます。今日、このアジアにおいて主に従う人々は、オリブ山で神聖な出来事が起こった当時全世界にいた主に従う人々よりも、恐らく数においてまさっていると思われます。キリストはその足もとにいる使徒たちにお話しになったとき、キリスト御自身は御存知でしたが、使徒たちは福音と教会には無限の可能性があることに気づいていなかったに違いありません。 

教会は初期の時代には、オハイオ州カートランドにその中心を置き、次いでイリノイ州ノーブー、そしてユタ州ソルトレーク・シティーに移りました。また教会には、合衆国西部に隣接する諸州で急速に発展した後、ロッキ一山間地方、次いで太平洋沿岸地方、さらには北アメリカ全域に及び、現在では全世界の主要な地域で発展しています。 

私たちは、ステーキ部長会、伝道部長会、そのほかすべての指導者と教会員をこの大会にお招き致しました。それは、主と主の計画とを知っていただくためです。 

「われ創世の前より隠されたること、すなわち時満ちたる神権の時代に関することをわが教会に示さんと図ればなり。」(教義と聖約12441) 

主は、その目的のために主のみ名によって建てられた宮居で民にこの真理を明らかにすると仰せられました。灌油の儀式、死者のためのバプテスマ、聖会、記念と神託、これらはすべて聖なる場所である神殿において行なわれるものであり、またシオンの基に関する啓示も神殿で与えられるのです。このようにすべての神聖な事柄は、主が建てよと命じられた建物の中でのみ扱われるのです。 

主は回復の時代の初期に、自ら次のように述べておられます。 

「われは、神の子イエス・キリストなり。この故に汝ら腰をひきからげよ。さらば、われにわかにわが神殿に来らん。誠に然り、アーメン。」(教義と聖約368) 

「……わが民を救わんがためにこれをなすなり。」(教義と聖約4236) 

主はミズーリ州インデペンデンスやその他の地を神殿用地としてお選びになりました。 

主は、主の長老たちがエンダウメントと祝福を受けることができるように、オハイオ州カートランドに神殿を建てるよう命じられました。 

そして民が定着し、教会の組織がさらに充実すると、主は時を移さず予言者たちに啓示を与えて、神殿を建てるように命じてこられました。 

主は民が所有していた金、銀、宝石、古代の遺物、貴重な木、鉄、銅、真鍮、亜鉛について次のように仰せられました。

「而してわが名により、最と高き者の住むべき一つの宮居を建てよと。 

そは彼来りたもうて、汝らのすでに失いたるもの、すなわち彼の取り去りたまいしもの、すなわち完全なる神権を再び回復したもう土地はこのほか世に一つもあらざればなり。 

そは彼ら、すなわちわが聖徒らが死者に代りてバプテスマを受くるための浸礼盤世になければなり。」(教義と聖約12427-29) 

主は、いつの時代も主の民が神殿を建ててきたことをはっきりと告げておられます。主は次のように仰せられました。 

「この故を以て、われモーセに荒野に在りて共に運び歩くよう幕屋を造るべし、と命じたり。」(教義と聖約12438) 

「されど、もしわが家汚さるる時はわれその中に入り来らじ、さればわが栄光その家にあらざらん。そは汚れたる神殿には、われ入るを欲せざればなり。」(教義と聖約9717) 

このため、善良な民の犠牲と非常な努力によって、オハイオ州カートランドに神殿が建てられました。そして完成後、1836327日に、予言者ジョセフ・スミスによって献堂されました。次いで予言者ジョセフ・スミスとシドニー・リグドンは、この神殿内で驚嘆すべき示現を受けたのでした。救い主イエス・キリストがふたりを訪れ、それまで地上から取り去られていた多くの大切な真理を明らかにされたのです。 

民はミズーリ州を追われ、イリノイ州に移り住むと、すぐさまもうひとつの神殿、すなわち民が祝福を受ける宮居の建築に着手しました。 

この壮大な建物の建築には、多くの費用と時間、それに非常な労力を要しました。神殿の完成を間近に控え、一部の献堂を終えたころ、ノーブーからの追放にあい、何万という会員たちが神殿や公共の建物、家庭、畑、そして約束の地を追われたのでした。ノーブー市はわずか7年で滅びてしまいました。そして、世界の歴史上最大の脱出が始まったのです。善良な民は約2,400キロに及ぶ道のりを徒歩で進み、丘や谷、川を越え、山を登り、病気や飢え、疲労、凍結、インディアン、野獣、酷暑と厳寒にいどんだのでした。 

当時は、汽車も飛行機も船もなく、もちろん皆様の国にあるような新幹線もありませんでした。ノーブーからソルトレーク盆地までは、非常に長い旅でした。 

民は牛や馬を集め、幌馬車を用意して持てるだけの荷物を載せて、氷結した北米最大の川を渡って、グレートソルトレーク盆地の約束の地を目指して西へ西へと旅したのでした。 

牛や馬さえ持たない人も大勢いました。けれども約束の地にどうしても行きたいという気持が強く、彼らは二輪の手車を作って、それを引いて全行程を徒歩で旅したのでした。

6,000人を越える人々が旅の途中で平原に葬られました。この旅は非常につらいもので、亡くなった人々は道の傍らに葬られたのでした。 

この不毛の地を横切った手車隊は10隊ほどありました。これらの善良で勇敢な人々は、飢えや病気、渇き、降雨、極度の疲労、かなえられない望み、このような現実の只中で、ほぼ3ヵ月間も道なき平原を歩き続けたのでした。これらの人々は強い証を持っていました。彼らが歩いた道のりは、延べにすると、地球を2000周するほどの距離になります。 

91,000名ほどの教会員は、帆船で大西洋を渡りました。 

最初の隊がやっとの思いでグレートソルトレーク盆地に着いたとき、ブリガム・ヤング大管長はステッキを立てて、「私たちはここに主の神殿を建てよう」と言われました。この神殿は約40年かけて建設されました。そしてその建築中に、ユタ州にはさらに3つの神殿が建てられたのでした。 

今年の初め、私たちはブラジルのサンパウロで地域総大会を開き、教会のために今ひとつの神殿を建てることを承認致しました。南米に新しい神殿が建てられることを、地元の人々は歓喜して受け入れました。 

さてここで、皆様方とアジアの国々および世界中の人々に、非常に大切な事柄をお知らせしたいと思います。昨日私たちは、ステーキ部長、伝道部長、その他の指導者と集会を開き、この極めて重要な事柄について話し合いました。十二使徒であったマシュー・カウリー長老は、アジアと日本に神殿が建つことを予言致しました。そして、私たちの多くは、この地に神殿を建てることができる時を、待ち望んでいました。そこで私たちはこの会場にお集りの皆様に、全アジアのため日本の東京に神殿を建てることを提案致します。この提案に対する賛否を表明する前に、新しい神殿の建築予想図を、ご覧に入れたいと思います。建築用地はすでに教会の所有となっています。 

その住所は東京都港区南麻布5-8-10です。この建築計画については、すでに東京都より認可を受けています。この美しい神殿は完成しますと、日本の教会員ならびに他のアジアの国々から訪れる教会員のために使用されることになります。この神殿の建築にあたっては、地元の方々に建築資金の一部を負担していただきたいと思います。皆様はすぐにも献金を始めて下さればと思います。神殿建築の費用は大半を教会が受け持ちます。この費用は、皆様のために犠牲をお払いになる全世界の教会員の什分の一から支払われることになります。日本に神殿を建設することならびに神殿事業を支援することに賛成下さる方々は、右手を挙げてその意を表わして下さい。

どうもありがとうございました。

このためにすぐにも貯金を始めていただきたいと思います。

皆様はハワイ神殿あるいはソルトレーク神殿へ行くために、これまで多額のお金を使って参りました。この費用をあてれば、かなりの貯金ができるかと思います。

ブリガム・ヤング大管長は、将来数百の神殿が建つであろうと言われました。現在すでに16の神殿があります。当然のことながら、現状では、人々が望むすべての場所に神殿を建てることはできません。神殿を人で満たし、その運営を継続するためには大勢の会員が必要です。

しかし私たちはお約束申し上げます。人々に備えができたときに、数多くの神殿が与えられることでしょう。私たちがこのたび訪れているこのアジアの地域には、現在約62,000名の教会員がいます。皆様はステーキ部長に、あるいは伝道部長にすぐにも献金を始めていただきたいと思います。そうすれば、皆様には納めた金額の領収書が発行さいれます。

皆様は、主イエス・キリストがニコデモに語られた言葉を覚えておられると思います。主は次のように仰せられました。 

「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。」(ヨハネ35) 

教養豊かなニコデモがこの言葉を理解できなかったことを、主は意外に思われたようです。 

主イエス・キリストが十字架にかけられ、まさに死なんとしたときに、同じく十字架にかけられていた盗人のひとりが主に、「あなたが御国の権威をもっておいでになる時にはわたしを思い出してください」と声をかけました。そして主はそのことを約束なさいました。しかし後に園でマリヤと語られたときには、まだ天父のみもとに上っていないと言っておられます。主はそのことを説かれ、ペテロはそれを私たちに次のように語っています。 

「キリストも、あなたがたを神に近づけようとして、自らは義なるかたであるのに、不義なる人々のために、ひとたび罪のゆえに死なれた。ただし、肉においては殺されたが、霊においては生かされたのである。 

こうして、彼は獄に捕われている霊どものところに下って行き、宣べ伝えることをされた。 

これらの霊というのは、むかしノアの箱舟が造られていた間、神が寛容をもって待っておられたのに従わなかった者どものことである。その箱舟に乗り込み、水を経て救われたのは、わずかに八名だけであった。」(Iペテロ318-20) 

ペテロはまた、死者のための業が大切なことを次のように宣べています。 

「死人にさえ福音が宣べ伝えられたのは、彼らは肉においては人間としてさばきを受けるが、霊においては神に従って生きるようになるためである。」(Iペテロ46) 

この理由から、私たちは歩みを早めて、この世の大勢の人々に福音を宣べ伝え、また系図探求を行ない、主の神殿において死者のための業を行なっているのです。 

主はまた、獄中の捕われ人のために門戸が開かれる必要のあることを述べたイザヤの言葉を引用なさいました。 

私たち、主の教会の会員が十分に信頼されるに足る者となって、福音を宣べ伝え、神権を授け、霊界にいる人々のために門戸を開かなければならない理由はここにあるのです。 

パウロの語った次のような言葉も覚えておられると思います。 

「そうでないとすれば、死者のためにバプテスマを受ける人々は、なぜそれをするのだろうか。もし死者が全くよみがえらないとすれば、なぜ人々が死者のためにバプテスマを受けるのか。」(Iコリント1529) 

今私たちは皆様と共に喜んでいます。そして、皆様がこの素晴らしいみ業の中にあって皆様の心の望みがかなえられますよう、主の祝福と、主が下さる繁栄を祈っています。すべての幼な子、すべての若人、すべての成人が、この偉大なみ業に貢献していただければと願っています。また、すべての教会員は清く徳高く生活し、神殿が完成した暁にはその宮居に参入できるようにしていただきたいと思います。 

イザヤは次のように記しています。「主の器をになう者よ、おのれを清く保て。」(イザヤ5211) 

さて私たちは、すでに世を去った人々のために神殿を建てるという偉大な事業を始めようとしています。皆様が住んでおられる地域に神殿を建てるよう霊感を与えて下さったことに対し、心からの感謝を主に示して下さればと思います。皆様の家庭に、家族に、また個人の生活において主が皆様方すべてを祝福され、シオンがこの地に確立されるよう、私たちは祈ってやみません。ここで私の証を申し上げます。この神殿の業は真理にかなった業です。予言者ジョセフ・スミスと他の指導者たちに啓示されたその他の業もすべて真理に基くものです。私はこれが主のみ業であることを知っています。 

イエス・キリストのみ名によって証申し上げます。アーメン。