モルモン

とは?

What of the

Mormons?

日本の末日聖徒イエス・キリスト教会歴史

 

 

 

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聖徒の道1975年08月-458

あなたの霊を強めなさい 管理監督会第一副監督 H・バーク・ピーターソン

愛する兄弟姉妹の皆さん、今夜この集会に出席できたことは私にとって大きな喜びです。日本訪問に先立ち、私は日本の伝統や歴史についてたくさんの本を読んできました。中でもこの素晴らしい国での教会の発展を興味深く読みました。ですから、皆さんが世界の他の国々の若人と同じように、多くの夢や希望を持っていることをよく知っています。 

私には5人の娘がいますので、皆さんが大人になる過程でどのような思いを抱くかをよく承知しているつもりです。私は娘たちを通して、若人の皆さんには多くの試練や問題があり、また満たされないものがあることを知ったのです。孤独なときもあるでしょう,学校で末日聖徒の標準を守っている人がひとりかふたりしかいない場合には特にそうでしょう。また悲しいときもあるでしょう。何もかもがうまく行かず社会全体が自分の敵のように思えるとき、また反対にすべてが順調にいってまるで天国にでもいるような幸福を感ずる特別なときもあるでしょう。私は皆さん一人一人が非常に大切な要求を持っておられることを承知しています。その要求とは、皆さんが大切な存在として認められることです。つまり、求められ必要とされていることを感じることです。若人の皆さんは特別な人になりたいと思うのです。自分の周囲を見回して、学校や教会で自分の隣りにいる人が、自分よりも優れているように思うのは人の本性のようです。つまり自分よりも才能があるように思えたり、美しく見えたりするものです。自分の周囲を見回して、自分がこうなりたいと思う人物を見つけるのは難しいことではありません。 

皆さんに証したいと思います。皆さんはそれぞれ特別な理由があってこの地上に生を受けました。幾人かの人ではなく、すべての人が例外なく特別な理由によってこの世に来ました。私は皆さん全員が必要な才能と能力を備えていることを知っています。皆さんは目的を遂げるためにこの世に来たのです。皆さんにはこの世においてある大切な、善き業を果たす能力があります。それは皆さんが行なわなければ、ほかの誰もしません。皆さんは自ら選んでこの地上に来たのです。また理由があってこの日本に住んでいるのです。 

顔かたちや行ないが周囲の人のようでないからといって悲観してはなりません。違っていてよいのです。顔かたちや行ないは一人一人が違っているはずです。なぜなら、この世で捧げるものは異なるからです。つまり、もし皆さんが提供しなければ他の人々が得ることのできない善なるものを皆さんは持っているからです。一人一人が特別な存在であり、大切であるということを皆さんに理解していただきたいと思います。私は約束します。皆さんはごく簡単な12の事柄を行なうときに、この意味を理解し、信じることができることでしょう。 

最も大切なことは、今夜床に就く前と朝起きたときにひざまずいて祈ることです。この場に集っている方は全員、朝に夕に祈りを捧げるようにして下さい。しばしの間、ひとりになれる場所に行きましょう。そして才能を伸ばすことができるよう助けを求めて天父に祈って下さい。毎日善いことを行なえるよう祈って下さい。また毎日他の人を助けることができるよう導きを仰いで下さい。問題を解決できるよう助けを求めて下さい。さて、私たちは祈りは主のみこころにかなったときに答えられるということを知らなければなりません。私たちが願ってもすぐには祈りの答えを受けられないことがよくあります。しかし主は私たちの祈りが正しく、私たちに答えを受ける準備ができていると考えられたときに祈りに答えて下さいます。幸福な奉仕の生活を送る準備をするのに最も大切'なことは、祈る習慣を身につけることです。祈りのない生活からは何も生まれません。 

次に大切なことは、毎日聖典の勉強をすることです。毎日15分間、モルモン経を読むようチャレンジしたいと思います。今日からそれを実行するならば素晴らしい霊的な経験をするに違いありません。私はそのことを約束します。霊の訓練を引き延ばさないように、今夜から始めて下さい。主は御自分の王国の指導者として皆さん方若い兄弟姉妹を必要としておられます。皆さんはこの奉仕という素晴らしい機会を通して、多くの喜びを得ることができることでしょう。祈りと聖典の勉強によって霊は強められ、サタンが惑わそうとするときにも皆さんの霊は十分サタンの力に耐えられることでしょう。サタンは自分の意のままになる手段を備えており、その手段のひとつは、皆さんが正しくない、みだらな映画を見に行くことです。皆さんの中には、いかがわしく霊のためによくない小説や雑誌を読みたいと思う人は誰もいないと思います。他の人がそうしているからといって正当化することはできません。皆さんを滅ぼそうとして戦うサタンの最も有効な武器は不道徳です。性は特別な目的のためにあり、正式な婚姻関係以外に用いられるべきものではありません。ペッティングは正しい行為ではありません。いかなる形であれ正しくありません。少しだけならよいということはありません。程度は問わず、ペッティングは悪いことです。どうかこのことを知らない人々に惑わされて道を誤ることのないようにしていただきたいと思います。 

サタンは非常に狡猾です。私たちに悪いことを良いことのいように思わせる力をもっています。 

これまで私は各地の教会の若人に会ってきましたが、主のみこころにそい、またひつようなことであれば何でもしよう、指導者の勧告に従い、主の要求に対しては、すべてを捧げようといする若人の姿にいつも胸を打たれました。 

キンボール大管長は、若い兄弟の皆さんが、準備をして伝道の業にさらに献身するようにと、勧告しておられます。最近、私は日系人のある若者に会いました。彼はハワイの方です。彼は末日聖徒であることを恥としない何人かの若者たちと交わった後、宣教師にレッスンをお願いしました。そして父親の許可を得てバプテスマを受けました。両親は彼が間違った方向に進んでいると思いましたが、教会に入ってもすぐにあきるだろうと思って別に反対もしませんでした。この若者の家は経済的にも恵まれていたので、彼は将来学校に行って医者になる計画を立てていました。 

ところが教会に入って間もなく、彼は両親に伝道に行きたいと話し、援助してくれるかどうか尋ねました。当然両親はそんな気はないと答えました。両親は息子のしていることがし信じられなかったのです。彼は学校をやめて伝道に出たいと言いました。ところが両親は、このままいけば医者になれるのに伝道なん何と愚かなことを、と答えたのです。でも彼はあきらませんでした。それから彼は貯金をし、何人かの友人の援助を受けることができました。そして韓国で伝道するように召されたのです。 

彼は伝道中のことをこう話してくれました。伝道に出てから23々月経ったとき、両親が息子に会いに韓国にやってきました。父親は彼に言いました。「もうこれ位で十分だろう。私たちは我慢してきたし、理解してきたつもりだ。……もう家に帰って勉強をはじめてもいいんじゃないかね。」両親は息子を連れて帰るつもりでした。しかし彼は家には帰らない、自分は正しいことをしているのだからここを離れることはできない、そして自分は主から召されているのでこの地を離れるわけにはいかないと答えました。両親はこのことを理解できたでしょうか

父親は彼に教育のことを話し、学資をすべて出そうと言いました。しかし息子はそれを断わり、宣教師の責任を放棄することはできないと答えました。伝道は医者になることよりもはるかに大切なことだったのです。 

父親は続けて、もし彼が伝道をやめて一緒にかえらなければ勘当すると言いました。しかしこの宣教師はあくまで帰らないと言い張ったのです。 

こうしてその宣教師は、自分がどのようにして家族から勘当されたかを話してくれました。両親は彼を家から追い出したのです。伝道が終えたとき、彼には帰る家がありませんでした。この若者は伝道を終え、現在、大学へ行くかたわら働いて学資を得ています。 

若人の皆さん、皆さんは予言者の勧告と助言に従うためであれば、何でも行なう方々です。教会員であることに対して弁解はしません。皆さんは、救い主に代って宣教師となるために準備しなければならないことは何でも行ない、将来の召しを待つ人なのです。 

愛する若人の皆さん、天父なる神は実在する御方であり、皆さんを愛していらっしゃいます。イエスはキリストであり、この教会の頭です。このことをイエス・キリストのみ名によって証します。アーメン。