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家族は永遠に,大管長スペンサー・W・キンボール, 聖徒の道19814月号、2

従順は「悪の力が押し寄せる中で,家庭の価値を深くまた積極的な気持ちで信じている人だけが自分を守ることができる,そのような日が訪れるに違いありません。」 

愛する兄弟姉妹の皆さん,教会の第150回世界半期総大会に皆さんをお招きできて,心からうれしく思っております。 

末日聖徒イエス・キリスト教会は,その創設以来,家庭生活の大切さを強調してきました。私たちは,永遠の単位である家族の基が,遠く地球の創造以前にさかのぼることを常に心に刻み込んできました。この家庭生活を基盤としていない社会は土台がないのと同じで,やがては無に帰してしまうことでしょう。 

こうした見地から,いかなるものであれ永遠の家族のように私たちの生活の根底となるものが脅威にさらされた時は,家族組織が故意にそれを破壊しようとする人々により決定的な打撃を受けることのないように,主張するところは大いに主張しなければなりません。これは私たちに課せられた神聖な務めです。 

今や,主御自身が定めたもうた道徳に関する戒めや標準は,四方八方から攻撃されています。偽りの教師たちが,公の場での話を通して,またわいせつな書物や雑誌,ラジオ,テレビ,それに街頭での会話を利用して,道徳の標準を根底から覆してしまうような邪論をまき散らしているのです。 

こうした事態を深く憂慮した私は,昨年11月号の「エンサイン」と「ニューエラ」(「聖徒の道」本号,pp.25)にひとつの記事を載せました。道徳というテーマで率直に,また懇切丁寧に述べたものです。標準を守って生活するように勧告することは,私に課せられた非常に大きな責任ですが,この責任を果たすことは容易なことではありません。私はすべての末日聖徒に,この特別なメッセージを読むようお勧めします。 

私たちは今,危険きわまりない時代に生を受けています。結婚の誓約を軽々に扱う人がますます増え,少年非行もその数を増しています。1970年を基準にして調べてみると,合衆国における離婚の増加率は65パーセント強にも上っており,また過去10年間における同せいしている未婚の男女の数は,157パーセント以上も増加しているのです。さらに片親しかいない子供の増加も目に余るものがあり,1979年を例にとってみると,子供のいる世帯の内ほぼ5軒に1軒が片親世帯となっています。 

堕胎(人工妊娠中絶)の増加も目を覆わんばかりです。ちなみに,マルコム・マグリッジは次のように記しています。「堕胎に関する法令の通過以来10年間に堕胎によって生命を奪われた胎児の数は,第一次世界大戦における戦死者数よりも多い。 

私は,西欧社会が抱える大きな問題のひとつは,我々が第一次世界大戦で大勢の人人を失ったことであると教え込まれてきた。しかし我々は,それと同じ数の生命を,個人の尊重という名のもとにこの世に生まれ落ちる前から絶ってきたのである。」(Human Life Review「ヒューマン・ライフ・レビュー」1980年夏季,p.74 

さらに,過去において家族の結束を強める上で少なからぬ働きをしていた社会規範というものが,次第に影の薄い在存となってきています。悪の力が押し寄せる中で,家庭の価値を深くまた積極的な気持ちで信じている人だけが自分の家庭を守ることができる,そのような日が訪れるに違いありません。 

無意識,無知など原因は様々でしょうが,行政府が(表面的には家庭を擁護するという名目で)行なう事柄には,百害あって一利なしのものがしばしばあります。中には歴史的な背景などをことごとく無視し,家庭などというものはもはや存在しないのだといった奇抜な説を持ち出す人もいます。こうして家庭を本来あるべき姿から遠ざけようとむだな努力を重ねる行政府が多くなればなる程,逆にもともと政治というものに課せられていた伝統的かつ基本的な役割が,効果的に果たされなくなってくるのです。 

信じたくないと思われる方もあるかも知れませんが,今日私たちが抱える家庭問題の中で,かなり多くのものが十戒の第7番目の戒めを破ることに起因しています。(出エジプト2014参照)結婚前の完全な純潔と結婚してからの夫婦相互の忠誠が守られれば,罪や苦しみ,不幸にさいなまれることなく,主の道を真っすぐに進むことができるのです。この第7番目の戒めを破るということは,たいていの場合,ひとつあるいは複数の家庭を破壊することにつながります。 

また,犯罪を重ねる親の下に育った子供は,傾向としてやはり同じように犯罪を重ねるようです。この恐るべき実態は,何を犯罪と呼ぶかということに関する基準をただ単に低下させただけでは変わらないでしょう。これは成人の場合でも,少年や子供の場合でも同じです。 

兄弟姉妹の皆さん,私たちは皆,家族という単位をこの地上における社会の進化の過程において,ある特定の局面にのみ結びつくものとするもっともらしい議論に欺かれないようにしなければなりません。私たちは,家族の重要性を無視し,逆に利己的な個人主義の価値を前面に押し出そうとするこうした動きに対して,抵抗する自由を持っています。私たちは家族が永遠のものであることを知っています。家庭がうまくいかなければ,世の中のあらゆる機関がうまくいかなくなるのです。 

無知であれ悪意からであれ家庭を攻撃する人は,苦痛と絶望という恐るべき,しかも避けようと思えば避けることのできるサイクルに自ら足を踏み入れようとする人です。なぜならそのような人は,家庭に代わるものを見いだそうとして結局苦痛以外のものは何も得られず,また世故にたけた人の知恵は,家庭についての愚かな考えの故に衆目の内に滅びてしまうからです。 

私たちの家庭の多くは,世界の国々が最大の難局に直面するようなことがあれば,堕落の一途をたどることでしょう。 

そのような危機にあって私たちを救うものは,放縦ではありません。物質主義も私たちを守ってはくれません。この世の富はすべてしみ食い,さびついてしまうからです。 

私たちの政治機関,すなわち国会や議会も,あらゆる組織の根底となっている家庭をいろいろな害から守らない限り,私たちを救うことはできません。また家庭の中に愛ではなく憎しみがあっては,平和協定も私たちを守ってはくれないでしょう。失業対策プログラムも同じです。働くすべを教わったことのない人,働く機会を得ず,また労働に対する意欲も味わわずに育った人が多くなれば,プログラムの意義は失われてしまいます。法の実施にも同じことが言えます。法に則して身を処し,法に身をゆだねる人が少なくなれば,法はあってなきがごとしだからです。 

権威は悪であり,規範を重んじることは誤りであると教えられてきた青年たちは,父母を敬うという第5番目の戒めを守らないでしょう。(出エジプト2012参照)親が特に第7番目の戒めを破ることによって自らを辱めていながら,どうしてその子供である青年たちが親を敬うようになるでしょうか。 

家庭に関するどの統計をとってみても,すべて悲しむべき数字が表われてきます。そして私たちに,この潮流を変えなければならないことを示唆するのです。 

末日聖徒の家庭にあっては,この流れを変えるために必要なことをもらさず行なおうではありませんか。 

私は再び皆さんに,個人と家族の歴史を作成するように勧告します。私たちはつい最近開催された世界記録会議を成功裏に終えることができ,うれしく思っています。この会議には世界中の30以上の国々から11千人以上の人が集まり,個人の記録の作成について意見を交換し合いました。この点において他の人々の模範となり,私たちに歴史や記録として受け継がれた遺産を守ると同時に,堅固な家庭にもたらされる恵みを刈り取ろうではありませんか。 

両親の皆さんは,集会統合化スケジュールによって生み出された時間を十分に活用して下さっているでしょうか。このスケジュールは,皆さんが子供と共に過ごし,子供を愛し,教育し,育てる時間を日曜日に設けられるようにするためのものです。また家族全員での活動やレクリエーションの必要性も忘れないでいただきたいと思います。そのための時間も設けてあります。家族一人一人に対して無条件の愛を示していただきたいと思います。難しい問題に直面した時にくじけてしまうのは,負けずに頑張ろうという気力をなくしてしまうからです。 

私たちは教会や学校,大学からの援助,また人種や信条,文化を問わず家庭に関心を持つ見識豊かな人々から得られる助けに対して,心からうれしく思います。しかし前にも述べた通り,こうした支援組織が適切に機能しない場合は,私たちの手でできることを行なうほかありません。主が言われたことに曖昧な点はみじんもありません。私たちは,課せられた義務を怠ることはできないのです。主はその義務を,その属するところに直接課してこられました。すなわち主は私たち両親に,子供たちに正しい原則と主の前に正しく道を歩むことの必要性を教えるという義務を課し,それを果たすように求めておられるのです。そしてこの義務を果たす上で,摸範という雄弁に勝るものはありません。 

兄弟姉妹の皆さん,家族は永遠に続くものです。一時の誘惑のためにあなたの家族をこの偉大な可能性から遠ざけてしまうことのないようにして下さい。神聖さ,永遠性,家族。この3つは共に手を携えて進むものです。したがって私たちも,共に手を携えて進むようにしなければなりません。 

私は神が生きておられることを,またイエス・キリストが生きておられ,私たちの救い主,贖い主であられることを謹んで証します。私の愛と祝福を皆さんにお伝えし,イエス・キリストのみ名により申し上げます。アーメン。 

Families Can Be Eternal, Spencer W. Kimball. President of the Church October 1980 General Conference

My dear brothers and sisters, I am happy to greet you at this opening session of our 150th semiannual world conference of the Church.

From the beginning, The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints has emphasized family life. We have always understood that the foundations of the family, as an eternal unit, were laid even before this earth was created! Society without basic family life is without foundation and will disintegrate into nothingness.

Therefore, whenever anything so basic as the eternal family is imperiled, we have a solemn obligation to speak out, lest there be critical damage to the family institution by those who seem to be deliberately destructive of it.

The commandments and standards of morality set by the Lord himself are under attack on every hand. There are false teachers everywhere using speech and pornographic literature, magazines, radio, TV, street talk—spreading heresies which break down moral standards.

Because of the seriousness of this matter, I have prepared an article for the November 1980 Ensign and New Era magazines in which I speak out frankly and at length on the subject of morality. This is a grave responsibility, and not an easy one. I encourage all Latter-day Saints to read this special message.

We are living in perilous times as more and more individuals dishonor the marriage vow and as juvenile delinquency mounts. Divorces in the United States are up over 65 percent since 1970. The number of unmarried couples living together has gone up over 157 percent during the past decade. Many more children are growing up without having both parents in the home. In 1979, almost one of every five families with children was being maintained by one parent.

Abortion has reached plague proportions. There have been, for instance, “more deaths from abortion in England in the decade since the English Abortion Act than there were deaths in the First World War.” Of this, Malcolm Muggeridge said:

“I was brought up to believe that one of the great troubles of our Western world was that in the First World War we lost the flower of our population. Well, now we have destroyed an equivalent number of lives in the name of humane principles, before they were even born.” (Human Life Review, Summer 1980, p. 74.)

Furthermore, many of the social restraints which in the past have helped to reinforce and to shore up the family are dissolving and disappearing. The time will come when only those who believe deeply and actively in the family will be able to preserve their families in the midst of the gathering evil around us.

Whether from inadvertence, ignorance, or other causes, the efforts governments often make (ostensibly to help the family) sometimes only hurt the family more. There are those who would define the family in such a nontraditional way that they would define it out of existence. The more governments try in vain to take the place of the family, the less effective governments will be in performing the traditional and basic roles for which governments are formed in the first place.

Whether we like it or not, so many of the difficulties which beset the family today stem from the breaking of the seventh commandment (see Ex. 20:14). Total chastity before marriage and total fidelity after are still the standard from which there can be no deviation without sin, misery, and unhappiness. The breaking of the seventh commandment usually means the breaking of one or more homes.

Delinquent adults still tend to produce delinquent children, and that awful reality will not change simply by our lowering standards as to what constitutes delinquency—either in adults, youth, or children.

We of all people, brothers and sisters, should not be taken in by the specious arguments that the family unit is somehow tied to a particular phase of development a mortal society is going through. We are free to resist those moves which downplay the significance of the family and which play up the significance of selfish individualism. We know the family to be eternal. We know that when things go wrong in the family, things go wrong in every other institution in society.

Those who, whether in ignorance or malice, attack the family are setting in motion an awful and needless cycle of misery and despair, for they will search in vain and pain for substitutes, and the wisdom of the worldly wise shall perish publicly for their folly concerning the family.

The decline in many of our families is occurring at a time when the nations of the world are moving into some of the most difficult times known.

Permissiveness will not pull us through such crises. Materialism will not sustain us, for moth and rust will still lay waste and corrupt all mortal treasures.

Our political institutions—parliaments, congresses, and assemblies—cannot rescue us if our basic institution, the family, is not intact. Peace treaties cannot save us when there is hostility instead of love in the home. Unemployment programs cannot rescue us when many are no longer taught how to work or do not have the opportunity to work or the inclination, in some cases, to do so. Law enforcement cannot safeguard us if too many people are unwilling to discipline themselves or be disciplined.

Rising generations who have been taught that authority and loving discipline are wrong will not keep the fifth commandment, honoring their fathers and mothers (see Ex. 20:12). How can the rising generations honor their parents if their parents have dishonored themselves—especially by breaking the seventh commandment?

Almost every array of statistics one sees with regard to the family becomes a sad sermon in statistics, reminding us of the need to stem and to turn the tide.

Let us be sure, in our Latter-day Saint homes, that we do our part to stem and to turn the tide.

Again, I urge you to be diligent in recording your personal and family histories. We are pleased with the success of the recent World Conference on Records, where more than eleven thousand people from over thirty nations around the globe gathered to share and learn concerning personal record keeping. In this, let us be an example to others and reap the benefits of stronger family units as we preserve our heritage.

We hope our parents are using the added time that has come from the consolidated schedule in order to be with, teach, love, and nurture their children. We hope you have not forgotten the need for family activity and recreation, for which time is also provided. Let your love of each member of your family be unconditional. Where there are challenges, you fail only if you fail to keep trying!

We genuinely welcome help, real help, from churches, schools, colleges, and universities, from thoughtful men and women of every race, creed, and culture who care about the family. But, as indicated earlier, if the supporting network of institutions does not function adequately, then we will do our part anyway. There is no lack of clarity in what the Lord has told us. We cannot shirk. He has placed the responsibility directly where it belongs, and he holds us accountable with regard to the duties of parents to teach their children correct principles and of the need to walk uprightly before the Lord—and there is no substitute for teaching our children by the eloquence of example.

Oh, brothers and sisters, families can be forever! Do not let the lures of the moment draw you away from them! Divinity, eternity,and family—they go together, hand in hand, and so must we!

I bear you my solemn witness that God lives, that Jesus Christ lives, and that he is our Savior and Redeemer. I leave you my love and my blessings, in the name of Jesus Christ, amen.

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